メインページ(総合情報)

ID:HK-AW02-198412-0051

「Laps Communication」より一場面

作品タイトル:

 Laps Communication

  • 制作年:1984年(映像)
  • 共同制作者:--

     


展覧会:


  • NATIONAL VIDEO FESTIVAL アメリカ・ロスアンゼルスTHE AMERICAN FILM INSTITUTE 1984.12

  • 第3回ふくい国際ビデオ・ビエンナーレ フェニックスプラザ+福井県立美術館 1989.7.29-8.20


内容・資料


  • 西嶋憲生の選考により,日本のビデオアート・アンソロジーに出品。

日本のビデオアート・アンソロジー 

西嶋 憲生 選考 日本作品 

Hakudou Kobayashi/小林はくどう 
Laps Communication(ラップス・コミュニケーション)

1974/15min. 1944年生まれ。ビデオ作家。

68年,多摩美術大学卒業後,観客と同化するプレイ彫刻『はくどうマシン』を毎日現代展や大阪万博に発表。71年にテレックスを使ったコミュニケーション・ゲームを中谷芙二子と組織したのをきっかけとなって,以後,ビデオを中心に,メディア論,コミュニケーション論をふまえた作品制作を行う。 『Laps Communication』のアイディアは,72年に参加した「開かれた網膜・わしづかみの映像=ビデオウィーク」でのイベントに端を発し,その後何度か試みられているが,74年,東京都美術館で行われてものは約350人の参加者があった。今回のテープは多摩芸術学園の学生によるものである。 「初めにあるあいまいな動作をし,次の人が1度だけ録画したテープをみる。そして記憶の中で,同じ動作をしてもらう,3番目の人は2番目の人のテープを,4番目の人は3番目の人のテープをと,LAPS(ズレ)を続けていく内に,とんでもない方向へと発展していき,おかしく,そして情報の恐ろしさをあらためて知った次第である。(はくどう)マシンのアイディアを人間に置きかえたが,人間がVTRになれないところが面白い。前半のスカートをはいた女の子に注目してほしい。」   (小林はくどう)