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ID:HK-TW00-198907-0042

書籍タイトル:

第3回ふくい国際ビデオビエンナーレカタログ

拡張と変容 EXPANSION&TRANSFORMATION

テキストタイトル:

日本のビデオアート・アンソロジー

「Laps Communication」


共著者  :

--

出版社  :

ふくい国際ビデオビエンナーレ実行委員会

発行年月日:

1989年7月

タイプ  :

その他

ISBN  :

--

総ページ数:

254

掲載ページ:

178

刊巻号数:

--

サイズ  :

26cm × 21cm


内容


日本のビデオアート・アンソロジー

  • 西嶋 憲生 選考 
  • 日本作品
  • Hakudou Kobayashi/小林はくどう
  • Laps Communication(ラップス・コミュニケーション)
  • 1974/15min.

 1944年生まれ。ビデオ作家。68年,多摩美術大学卒業後,観客と同化するプレイ彫刻『はくどうマシン』を毎日現代展や大阪万博に発表。71年にテレックスを使ったコミュニケーション・ゲームを中谷芙二子と組織したのをきっかけとなって,以後,ビデオを中心に,メディア論,コミュニケーション論をふまえた作品制作を行う。 『Laps Communication』のアイディアは,72年に参加した「開かれた網膜・わしづかみの映像=ビデオウィーク」でのイベントに端を発し,その後何度か試みられているが,74年,東京都美術館で行われてものは約350人の参加者があった。今回のテープは多摩芸術学園の学生によるものである。 「初めにあるあいまいな動作をし,次の人が1度だけ録画したテープをみる。そして記憶の中で,同じ動作をしてもらう,3番目の人は2番目の人のテープを,4番目の人は3番目の人のテープをと,LAPS(ズレ)を続けていく内に,とんでもない方向へと発展していき,おかしく,そして情報の恐ろしさをあらためて知った次第である。(はくどう)マシンのアイディアを人間に置きかえたが,人間がVTRになれないところが面白い。前半のスカートをはいた女の子に注目してほしい。」               (小林はくどう)

展覧会情報


第3回ふくい国際ビデオビエンナーレ

  • 拡張と変容 EXPANSION&TRANSFORMATION
  • 1989年7月29日-8月20日
  • フェニックス・プラザ+福井県立美術館